注目の新体育会―ラクロス同好会

 

 

 今年新たに体育会に加入した団体がある。ラクロス同好会―愛好会としての歴史は古く、創部は1987年。日本にラクロスが入ってきたのと同時期だ。第1回の学生リーグ戦 にも参加して準優勝している。
そのように由緒ある団体が念願の体育会加入を果たしてから初の公式リーグ戦を迎える。
今現在どんな心境なのか。また、ラクロスの魅力はどんなところか。早朝の多摩川グラウンドで練習に励むラクロス同好会男女それぞれのチームに聞いてみた。
インタビューに答えていただいたのは、男子チームの大土井敬司主将と女子チームの酒井佳奈子主将 。

 

 

新体育会

―今年、体育会所属1年目。愛好会の時と比べて、心境の違いはありますか?


大土井敬司主将
 意識としては今までも体育会と同じ気持ちでやってきたんで、そんなに差はないと思います。
でも、正式に体育会に入ったことで、今までは愛好会で僕らだけの中でわいわいやってきたんですけど、それが学校を巻き込むことになるんで、やっぱり結果を重視していくことが大切になるなと最近は思いますね。僕らの成績が大学としての結果になるわけですから。
野球部も女子バレー部も優勝して『青学』っていうブランドを持ち上げているわけですから、ラクロスもやるからには自分たちの喜びと学校への貢献、という部分で責任を持ってやろうという気持ちです。

―練習などでの変化はありますか?

酒井佳奈子主将
 練習内容はそんなに変わりはないですけど、意識の中でやらなきゃ!っていうのはありますね。
やっぱり、繋がっていると思うんです。いろいろな方からのご支援とかご協力をいただいて、結果を出さなきゃいけないっていう責任もあるし、 体育会に昇格すること自体に対する協力もOG・OBの方からもありましたし。
学校関係の方からもご支援いただいているので、そういう方たちに対する責任がそのまま、練習でちゃんとやらなきゃ、っていう感じになってますね。

ラクロスの楽しさ

―男子と女子ではプレースタイルが多少違いますが、それぞれラクロスの魅力はどんなところでしょうか?

女子と男子の試合の様子。プロテクターなど装備も違うが、試合人数が女子12名・男子10名などけっこう違う点がある。

 全員オフェンス・全員ディフェンスで攻守の切り替えのスピードもあるし、プレーそのもののスピードもボールスピードもありますし…やっぱりその速さって言うのは魅力だと思います。 始めて見る人にとっても面白い点だと思うし。
あとは、チームプレー、組織力がものを言うスポーツ。特に1部になるとそうなんですけど、仲間同士の信頼とか、助け合いとかそういうのがすごく結果にもつながるものがあるんですね。そういう、1つ1つのプレーが周りとの連係とかに通じるものがあるので…
そういうのは、見てて、青春ぽくて(笑)、熱いものを見ている方々にも伝えられるんじゃないかなと思います。

 女子とかぶるところもあるんですけど、やっぱりスピード感が相当ある。早いシュートも打ちますし、ボールを持ってから、シュートにいくまでのスピードも速いんで。
ま、当然激しさもある。クロス(ラクロスで使うスティック)にめがけて殴ったりも男子はするんですよ。
だからその、スピード+激しさが男子にはあるんでそこがやっぱり魅力的かなぁと思いますね。
あとは、女子が言ってたように組織力ですよね。
ラクロスはサッカーとかとほぼ同じフィールドラインなんですけど、サッカーは1試合11人で3人までしか交代できない。ラクロスの場合は、1試合10人だけど何回でも交代できるんですよ。
だからサッカーだったら最大14人で勝てるかもしれない。でもラクロスはそれ以上、15〜20人くらい多くて入れ替わるんで、その組織力、また、15人で組織をつくるのか、20人でつくるのかでチームワークが試される部分っていうのがあるので、そういう点が魅力的かなと、やってて思いますね。

―フォーメーション・戦略などは?

練習も自分たちで考えて実行する

 自分たちでイマジネーション豊かに考えていったりしますね。あと、クラブチームがあるので、そこのいい部分を抜粋したりもします。
どんなスポーツでもそうなんですけど、受動的にやってると、うまくなりにくい部分があって、ラクロスも当然そうですよね。特に大学からスタートの選手が多いんで、受動的にやってると置いてかれる部分が多々あります。
だから、能動的に自分で考えて、自分でプレーしていくことで上達の道が開けるかなと思いますね。

―大学からはじめる人が多いんですか?

 経験者は学年に1人いるかぐらいなんで。
だから1年間、2年間でいかに1部リーグレベルにみんなの力をあげるか。それに力を入れてるので、そういう面でもチームプレー、チームでうまくなろうという感じで練習していますね。

リーグ戦に向けて

―秋のリーグ戦、目標は?

 男子は去年2部に降格してしまいまして、自分たちも悔しい思いしたんで…今年体育会に昇格したので、絶対に一部昇格を目指します。
で、やっぱり、一部昇格だけじゃなくて、次の世代ですよね。自分たちが卒業したあと、しっかりと一部のレベルの中で戦っていけるような人材の育成を。そういう目標も持ってます。


 女子は1部昇格して3年目なんですけど、やはり1部に所属していることだけで満足していてはダメなんで、そろそろちゃんと1部の中で結果を出したいというのがあります。
具体的には、ブロックで上位2校、全体でベスト4に入れるようにしたいです。
あとはやっぱり、次世代につながるように。今年は4年が少ないので、4年が持っているものを全て下に残して卒業できるようにしっかりやっていきたいと思ってます。

 


リーグ戦に向けて練習にも熱が入る両チーム。体育会加入に浮かれることなく、結果を出そうという気概が伝わってくる。

まもなく始まるリーグ戦だが、現在のところの男子・女子それぞれの試合日程は以下の通り。

関東学生ラクロスリーグ戦  男子ラクロス 2部Bブロック
8月19日
江戸川区臨海球技場
18:20
武蔵大
8月30日
駒沢公園第2球技場
18:00
帝京大
9月15日
大井ふ頭海浜公園第2球技場
11:40
大東文化大


関東学生ラクロスリーグ戦  女子ラクロス 1部Aブロック
8月22日 大井ふ頭海浜公園第2球技場
15:30
共立女子大
9月6日
大井ふ頭海浜公園第2球技場
10:30
東京女子体育大
9月14日
大井ふ頭海浜公園第2球技場
17:10
獨協大
9月24日
駒沢公園第1球技場
11:40
日本女子体育大

スピード感あふれるラクロスの試合をぜひ一度見に来て欲しい。

またラクロス同好会では部員・マネージャー等募集している。インタビューにもあったように、ほとんどの人が大学から始めるスポーツなので、経験がなくても大丈夫。興味のある方はラクロス同好会のサイトへ。

ラクロス同好会

 


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