各方面で活躍する青学の卒業生にいろいろとお話をうかがうこのコーナー。
今回は気象予報士としてTV・ラジオで活躍する元井美貴さんです。
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元井美貴
1980年3月29日生まれ
2002年3月 英米文学科卒業
現在 株式会社ウェザーマップにて気象予報士・お天気キャスターとして活躍中。
出身:東京都
趣味:プロレス観戦・フラダンス
現在出演の番組:
「JNNニュース」(日) 06:45〜07:00(TBSテレビ)
「生島ヒロシのおはよう定食」(火) 05:00〜05:30
「生島ヒロシのおはよう一直線」(火) 05:30〜06:30(TBSラジオ)
「JNNイブニング」(月・水) 19:30〜20:30(CS・TBSニュースバード)
他多数
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――気象予報士のお仕事とはどのようなことをやっているのですか?
キャスターとして解説をする人もいれば、アナウンサーが読むようの原稿を書いたりとかピンポイントの予報をしたり、裏方の仕事のほうが多いと思うんですね。
あとは例えば、コンビニとか工事現場の天気予報をして、例えば、今日は、ちょっと暑くなるから、じゃあ清涼飲料水を入れよう、とか。
そういうのに役立てるための予報をする人も多いと思います。
キャスターをしている人はたぶんすごく少ないんじゃないでしょうか。
――いつごろから気象予報士になりたいと思ったのですか?
資格があることを知ったのが、大学1年生の時です。1,2年は大学生活を満喫しようと思いまして、普通にサークル活動をしていたりしてました。サークルはテニスのアップルっていうところなんですけど。
で、大学2年の途中から勉強を始めて、3年の夏で取りました。8月に試験を受けて、10月に合格発表があって。
まあ、資格を取ろうと思ったのは大学2年生のときですね。そこからスクールに通い始めて。
――ダブルスクールって大変じゃなかったですか?
いやぁ、でも、大学の時はすごく時間がたくさんあったので。もうサークルもやめて資格の勉強をしようと思っていたし、大学も3,4年はそんな行かなくても大丈夫になっていたので。
で、スクールは週に、そうですね、5日通っていましたね。3時間ぐらいずつ勉強して。あとは夏休みに集中的に家で勉強したり。
時間はたくさんあったので、まあ、あの、大学の授業中とかにも(笑)、英米文なんですけど、資格の勉強をたまにしてたりして(笑)。
そうですね。2年生の時から、スクールに通って、3年になってからも資格の勉強第一に考えていて、サークルの友達といつもお昼一緒に食べていたのにそれを勉強時間に充てたりして、ちょっと孤独に勉強して、1年くらいかかりましたね。
試験が8月と1月の年2回あるんですね。
1回目、2年生のときの1月に受けたんですけど、不合格で。
そのあとまた8月に受けなおして、2回目でやっと、合格しました。 ――気象予報士に「なりたい」っていうきっかけはどういうものだったんですか?
もともと、その、お天気キャスターになりたくて、そのために資格を取ったんです。
小さいときから、なんですかねぇ、台風中継を見て、「あれをやりたい!」ってずっと思っていたのがあったので、昔からずっとお天気キャスターになりたい、という夢があって。
他にもまあ、あったんですけどね。
動物が好きだったので、小学校の卒業アルバムには、『動物園の飼育係になりたい』って書いてましたね。その時は多分それが夢で(笑)。
でも、小学校の高学年で放送委員をして、運動会の実況とか、お昼の放送とかをしていて、で、いつか放送の世界でやってみたいと思ったんですね。
でも、天気、特にあの、雲見たりするのが昔から好きだったんで、お天気キャスターがいいな、と。それが一番で。
――資格を取るのも難しいですが、キャスターになるのも難しいんじゃないですか?
そうですね。今は多分予報士が、5000人くらいいると思うんですけれど、資格とってもなかなか仕事には結びつかないことも多いんです。
私の場合は、大学の3年の夏に資格を受けて、秋に合格して、その年の12月から、今の会社で、最初はアルバイトでキャスターを始めて、本当にタイミングよく隙間に入れた感じで(笑)。 ――この会社(株式会社ウェザーマップ)はお天気の森田正光さんが社長ですけど、森田さんはどんな方ですか?
そうですね、見たまま、あのまんまですね(笑)。大変気さくな方ですね。
よくあの、一人でお昼に行ったり、一人でここからTBS行く時に『お〜い、誰か一緒に行かないか?』みたいに話しかけたり。ちょっと寂しがりやみたいな。
でも叱るときはビシッと叱ってくれたり。
私日曜日に朝の天気予報担当しているんですけど、何かちょっと失敗したときにはすぐにメールが届いたり。『あれはなんだ!』って。お叱りを一番うけます。
でもそういう点でも一番社長が見ていてくれるんだなっていうのが、心強いといいますか、がんばらなきゃ!っていう気にもなりますし、いい親分みたいな感じですね。
――テレビとラジオの両方で予報をされていますが、それぞれの違いはありますか?
ラジオだと画面を出せないっていうのがやっぱり…聞いている方が想像できるように伝えることが難しいですね。
途中で途切れたりすることもラジオだとあるので、センテンスを短くしたりですとか。
台風が来たときが一番難しいですね。進路の予想図が出せないのに、その中で説明するのがすごく難しくて。手でこう表現しようとして、マイクにぶつかって「ゴンッ!」とか鳴ったりして(笑)。
でもなんとかこうピンポイントで、たとえば関東だったら関東に来るピークは何時とか、ポイントを絞って言うことが大事になりますね。
テレビの場合だと、それはそれで画面の邪魔をしちゃいけないっていうのがあって、台風のときも進路図を出してるのに、こう自分がチョコチョコ入ることで『お前はいいから!』って、それも一度社長に怒られたことがありますね。
『情報が主役なんだから、そんなにでしゃばるな』みたいなことを言われたりとか。
まあそれぞれ注意点があって、難しいといえば難しいですね。 ――結構不規則な仕事だと思いますが、健康には気をつけていますか?
そうですね、大学のときから泊まりの仕事をずっとしていたんです。前日は12時くらいにはTBSに行って、ちょっと仮眠して3時半くらいに起きて。で、もう5時から活動っていう生活がずっと続いていたので、もう慣れてるものだと思って体のことに気をつかってなかったんですけど、
先先月にちょっと胃炎になって初めて入院をして、ちょっと労わらなきゃなっていうのは思いましたね。
あと、友達がどんどん減っていくのがちょっと寂しくて(笑)。
土曜の夜に泊まりで、日曜の早朝に仕事なんで、飲み会があってもなかなか行けなかったり。
休みが平日なんで、他の平日休みの友達を探して遊んだりとか、なかなか大変ですね。 ――今の仕事で、良かったなと思うときは
友達や家族に重宝されるとき(笑)。
なんか親が、「今日洗濯物干しといていいの?」とか(笑)。まあ、外れることもあるんですけども。
あとは、そうですね、やはり、テレビやラジオを「聞いたよ」とか「見たよ」って言ってくれる人がいると、ちょっと、やってて良かったなあ、っていうのはありますね。 ――つらかったりとかは?
やはり、お天気を仕事にしているので、まああの、外れたときはやっぱり申し訳ないな、と。
雨降るって言って降らなかった時とかに傘持っている人を見ると、「あぁ〜」って(笑)、なんか邪魔そうに持ってる人とか見ると、「あぁ、申し訳ないなぁ」と。
でも、その分責任感がすごく必要で、やりがいがある仕事ですけど。 ――仕事ってどんなものだと思いますか?
私の場合は生きがいですかね。やりがいがあって。
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社内では刻々と更新される気象データや天気図を見て予報を考える |
――大学生活で思い出に残っていることは?
うーん、何ですかね…サークルもやっぱり思い出はいろいろありますね。
当時は厚木キャンパスに通っていたので、友達と4人くらいで車に一緒に乗って、お菓子とか持って(笑)ちょっと遠足気分で行ってたのが楽しかったですね、今思えば。その時はやっぱり、遠くてつらいと思ってたんですけど(笑)。
あとはサークルの合宿とか…院内サークルだったので、テニスの大会にちょこっとでてみたりとか(笑)。
あと、ゼミがですね、英米文学科のゼミで、3年と4年と違うゼミに入ったんですけど、4年の時に演劇をするゼミに入って、シェークスピアの劇を日本語で読んで日本語で演じようっていうゼミに入っていたので、ほとんど演劇部みたいな活動をして(笑)、それも面白かったですね。 ――大学は何をする場所だと思いますか?
大学はやっぱり、自分の好きなこと―将来になりたいもの、したいこと―を見つける準備期間と思って、いろんなことを試してみたらいいんじゃないかなと思います。
私の場合は、もともと接客業とか、人と接することが好きだったので、バイトをたくさんしていて(笑)、一時期はこのお天気キャスターの仕事と、あとは歯科助手と、ウェイトレスと、ディズニーランドでもバイトをしていて(笑)、4つ掛け持ちしてたんですけど。
その中からこれは(自分に)向いている、向いていないとかだんだんこうわかってきて。
アルバイトをしてみることもまあ、その現場に足を踏み入れるって言う点では、将来のためにはなるかなあと思いますね。
(ディズニーランドでは)アトラクションのお姉さんをしていて、トゥーンタウンっていうミッキーが住んでいるお家があるんですよ。その近くに、ロジャーラビットの乗り物があって。そこであの、蝶ネクタイと、ベスト着て、「いってらっしゃい」とか「こんにちは」とかいうのをやってて(笑)。
もし資格取れなかったら私、ディズニーランドで働こうかなとかちょっと思ったりもしたんですけど(笑)。 ――英米文だと、外国に行きたいなとか思ったことは?
それも思ったんですけども、そのときにはアルバイトでこの仕事始めていたので、週に1回は仕事が必ずあって、なかなか抜けられなくて。
もしもこの仕事をしていなかったら、いろいろ、留学とかすればよかったなあ、と思いますね。
旅行で、つい最近メキシコに行ってきたんです。私あの、プロレスを見るのが趣味でして(笑)、メキシコは覆面レスラーとか、プロレスの本場ともいえる場所で、一度行きたい!と思っていて、つい最近一週間行ってきました。
スペイン語圏なんですけど、英文科で勉強したことが役に立って、片言でなんとかコミュニケーションを図って。
旅行も大学生の方は今、時間のあるうちに、機会があれば行ったほうがいいと思いますね。世界観が変わるとかいろいろあると思うんで。
そのメキシコで、現地のガイドさんが日本人の女性の方だったんですけど、その方は大学のときにバックパッカーで世界中を回ったっていう話をしていて、そういうの聞いて、私は仕事一筋というか、もうずーっとバイトとか仕事で忙しくしてきてしまったので、やはりこう、できるときに行っとけばよかったなぁ、ってちょっと思いました。
――フラダンスも趣味で?
はい(笑)。フラダンスも大学のときに始めたんですけど。
サークルをちょうどやめたばっかりの時に何もすることがなくて、もともと体動かすのが好きで、中高と青学だったんですけど、高校のときにチアリーディングを2年くらいしていて。で、体動かすことがしたいなって思ったときに、あっ、フラダンスいいな、って思って(笑)。
で、フラダンス天気予報もこの間したんです。
手話でこう、お花とか、晴れとか雨とか表せるので、いつかフラダンス天気予報をしたい!って始めた時から思っていて、この間のフラダンス天気予報は5年くらい温めていた私の夢で(笑)、半ばあきらめかけてた夢なんですけど、あんな形で実現するとは思わず(笑)。 (参考:SANSPO.COM
フラダンスde天気予報
)
――いろんなことをやってたんですね。
そうですね。大学のときも本当に好き勝手にいろいろとしていて。
なんか、大学生、時間あるうちにいろいろしておくと、その後の人生にも、いつね、フラダンス天気予報みたいに仕事に役立つかもわからないんで(笑)、幅広く足突っ込んでみるのもいいと思います。
学生時代からいろいろなことにチャレンジしてきた元井さん。現在では会社のwebサイトでブログの執筆にもチャレンジしている。
お天気キャスターの仕事や気象のことなどに関心があれば、非常に興味深い内容のブログだと思うので、ぜひ一度チェックしてみて欲しい。
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